校長挨拶

 美里工業高等学校
 校長 新城 英人 しんじょう ひでと

                                

 本校は、前身の中部産業技術学校から美里工業高校へと変遷を辿り、本年度で創立54年を迎える学校であり、これまで1万七百名余の有為な人材を産業界に輩出してまいりました。

                                

 産業技術学校から引き継いだ校訓「自主・敬愛・勤労」の下、自主自立の精神を養い、他の人格を尊重・敬愛し、勤労を尊び、責任を重んじ、自己の果たすべき使命・自覚を持った人材を育成すべく教育を推進しております。
 現在、機械科、電気科、建築科、設備工業科、調理科の専門学科が設置されており、地域や社会の健全で持続的な発展を担う職業人として必要な資質・能力の育成を目指して、各科で特色ある教育課程が展開されております。

                                

 生徒の活動状況ですが、
 ◇進路の実績では、前年度進路決定率96.4%〔就職99.4%(168名)、進学100%(69名)〕となっており、特に就職者数では県内でトップクラスの実績を上げております。
 ◇資格取得においては、各技能検定(普通旋盤、機械保全、電気保全、建築配管)、2級ボイラー技士、第1種・第2種電気工事士、工事担任者、陸上・海上・航空特殊無線技士、施工管理(建築・電  気・管工事)技術検定学科試験、建築CAD検定、危険物取扱者試験、各種技能講習、食物調理検定等々、様々な資格に多くの生徒が合格しております。特に昨年度は工事担任者(DD3種、AI3種)の合格者数で全国3位というニュースもありました。
 ◇部活動等では、体育系でバレー部、ボート部、空手部、野球部、ラグビー部が県大会上位に進出し、文化系では機械工作部(ロボット大会)、設備工学科の技能五輪県代表等の活躍がめざましく、ロボット競技大会では県大会6連覇、スターリングテクノラリー競技会では全国優勝を果たしています。体育系・文化系合わせて、部活動加入率も60%を超えており、活気にあふれた学園生活が営まれています。

                                

 県経済はめざましく発展してきました。東アジアのヘソにあたる地理的優位性、その優位性を活かした様々な施策が展開されています。2050年には世界のGDPの約50%をアジアが占めるとまで云われています。東アジアのヘソにある沖縄からは空路4時間以内で中国・ASEANにフライトできます。なんとその人口は20億人です。観光やIT、物流(ハブ)、航空機整備事業(MRO)など明るいニュースの中、生徒達は、国際化・情報化の進展の中、予想が非常に困難な時代を生き抜く事になります。また、情報化社会に継ぐ新たな社会と云われているスマート社会(Sosiety5.0)にも対応しなければなりません。

                                

 そのような社会・時代に対応するためには、柔軟な思考と主体的に課題を発見し解決に導く力、創造性とチャレンジ精神・忍耐力が求められます。一方で豊かな感性や思いやり、多様性を認める力も必要です。さらにローカルである沖縄県・地域を愛し、その素晴らしさと課題に目を向けながらグローバルな対応ができる、いわゆるグローカル(グローバル+ローカル)な視点での行動が求められます。

                                

 本校では最先端の技術の他、仲間と協働しあいながら多くのことを学びます。本校で学んだ技術や感性は必ず大きな力になるはずです。今後も「実学=ものづくりで人づくり」の考えの下、「凡事徹底」、「文武両道」で生徒の活動を推進し、生徒一人一人の夢実現のために全職員一丸となって取り組んで参ります。

                                

 ※新型コロナウイルス感染症の影響で社会が混乱しています。科学的根拠に基づいた適切な対応・行動が求められています。また、人々の連帯も強く求められています。収束し、以前の日常が戻ってきて欲しいと願っています。